機動戦士ガンダムSEED DESTINY

アスランが暗にラクスが偽者であることへのデュランダルの弁の穴を指摘したところから、デュランダルアスランなだめモードへ。まあアスランにしては当然だろうなー、なぜアークエンジェルデュランダルの元へ来なかったかは、少なくとも偽者のラクスをプロパガンダに利用していることをアークエンジェル側は知っている、さらにキラからラクス暗殺未遂のことを聞かされている可能性もある、ということから、シンにとってはデュランダルの言は至極正しいけれども、アスランにとっては到底納得できるものではないわけで。このときはまだ、キラと会っていたことを黙認しつつ、最新鋭機体レジェンドをあてがって戦士として子飼いにしようと画策していたんだろうなー。ちょっとなだめ口調だし。それにしても、回想で出てくるフリーダムは、確かに好き放題やって戦局をいたずらに混乱させているなー。何も知らないシンたちからしたら、確かに「なんなんだよ、あいつら!」だよなー。そして、戦闘の人形としてしか認識されていないシンがちょっと哀れに。アスランもそういう認識で見ているわけで。後々シンがそのことに気づいてデュランダルへの思いを変えるきっかけになるかもしれないけど、どうなることやら。
ミーアの正直な想いの激白はわりといいシーンだった。与えられた役を演じるだけのピエロだとしても、それを分かりつつ演じることが幸せでそれしかできない自分への複雑な想いというか。かなり整形したんだなー。元々面影が似ている人物を選んだのかと思ったら、ザフトにはブラックジャックがいるらしい。メイリンは頑張った。正直、今までずっと目立たなかっただけに唐突感はあったけど。本当に衝動的に助けたって感じだから、ある意味とても自分に正直だ。クスハの「時に大胆な行動をとることも」みたいな紹介文を思い出したり。
生身ではまだアスラン強いぜ(`・ω・´) ! とはいえ、相手がシンでなかったから判断は微妙だが。まあ、迷いを断ち切ったから本来の力を取り戻しつつあるんだろうけど。そういや、デュランダルは今のアスランが本来の実力を発揮していないことを十分理解していたみたいでさすがだ。
しかしねー、主人公の新機体の初めての出撃が、まさか前作の重要キャラで人気キャラの追撃になるとはひでー扱いだ。ドラマ的には、グフでアスランが2人相手に圧倒とはいわないまでもせめて善戦してくれた方が盛り上がるんだろうけど、それだとますますデスティニーガンダムが可哀想なことに。まあ、シンが初体験のデスティニーのパワーに振り回されるというシチュエーションはありえるけど。
正直、ルナマリアの立場が非常に危ういものになっていることが心配。妹がアスランの脱走の手引きをしたわけだし、さらにルナマリアアスランとキラの密会現場を撮っていたわけだから、ルナマリアがミーアの正体を知っているとデュランダルは当然想定しているだろう。だから、アスラン逃亡の真の理由の一端に気づいている……はず。ルナマリアがそのときのことを忘れていなければ。そうしたら、ルナマリアの存在は危険とは言わないまでもまったく無視できるわけでもないわけで。今回の妹の事件を口実に、スパイの共謀疑惑とかかけられそうで。