仮面ライダーカブト

最初に一言。続きを期待できる1話だった。
まずOP。TRFが復活するって話は聞いていたけど、まさかカブトのOP歌っているとは思わなかった。うーん、決して嫌いじゃないけど、悪い意味でメロディーが安定しない歌だなー。
怪人がいて、すでにそれに対する組織があるってのがアギトを彷彿とさせた。変身シーンとかは555だけど。ゼクトルーパーのあまりの弱さに涙。相手の生態を知っているということは、ある程度戦ってきているんだよね。あんな大人数でかかっても脱皮する前にすら歯が立たない戦力差だと、正直何のために戦っているのか分からない。今日見た限りで一番気になった点がこれ。たとえば市民を守らなければならないという使命があるなら分かるけど、皆さん市民の安全なんて気にしていないみたいだし。死者も凄い数出ているし、なんか組織としてかなりダメダメなのでは。それにしてもゼクトルーパー、ライダーヘルメットの意味がまったくないのが笑った。単にSWATみたいな特殊部隊にライダーのヘルメットかぶせただけって感じで。こういうのにライダーヘルメットつけちゃいけないだろとは思った。
てか、ともすれば同士討ちしそうな位置から乱射しまくってるし。跳弾も凄いことになっているのではなかろうか、ボクっ娘ピンチ。そう、ボクっ娘ですよ。センター試験ボクっ娘な上に百合っぽい話が取り上げられるぐらいだし特撮でもありありか。でも、天道妹の方が可愛いと思う。
さて、天道総司の演技にいきなりくじけそうになったけど、まあすぐ慣れると思う。芝居がかった動作が笑えるからよし。ただ我が道を行くだけかと思ってたら、妹に対してにこやかなのでホッとした。なんか指を上にあげたり、お釈迦様を思い出す。天上天下唯我独尊。で、ニートっぽい。なんていうか、自分は選ばれた人間でいつか何かが起こるに違いないって思ってるという設定、実は現実世界にも結構いるのではなかろうか。そういう妄想を抱いたまま、無為に歳を重ねていくみたいな。まあ、総司の場合はその日に備えて実際に身体を鍛えているからポジティブですが。そして、ばっちゃが言ってたをどうしても思い出す、ははは。
にしても、敵のアクセルフォームみたいなのがつえー。最初の敵にして、すでに555の上位敵に匹敵する能力を。カブトも、どうも脱皮みたいな感じで段階をわけて変身するのかな。カブトになる前に、鏡を利用して敵を倒したのはよかった。こういう戦闘の工夫が1話だけじゃなく、今後も出てきたらいいなー。
とにもかくにも、1話としては成功しているんじゃないかな。最初にも書いたけど、続きを見たいと思わせるデキだった。