SRC オリジナルものリレーシナリオについて

オリでリレーをやるときによく問題になることで、キャラや設定の増殖過剰がある。昔これについて書いたような気がするけど、なんとなくもう一度考えてみることにする。
まず、「なぜキャラ・設定等々が過剰に増えていく」ことになるのか? それは、リレー参加者が参加するときの動機づけが大きいと思う。最近のリレーができるときの傾向を見ると、すでに存在するリレーに後から参加するという人数よりも、企画ができあがって公式に公開されるまでの過程で参加表明する人数が圧倒的に多い。つまり、まだ作品の形はできていないで、どういった感じのシナリオを作るという漠然とした状況下にある期間が長い状態ですでに参加していることになる。そうなると、できることはせいぜい企画にあわせたキャラや設定を作ることしかできない。その作業をする人数が、企画段階で10人いるとしたらほぼ全員となるわけだ。そうなると、その人の心の中では、すでにそのキャラを出すことが確定事項となる。一度キャラを作るとそのキャラには愛着が沸くし、やはり時間を割いてEveを書くなら自分のキャラを出したいという欲望にはなかなか逆らえるものではない。そうなると、最低でも一人は新たなEveで増えることになり、企画段階の時間が長ければ長いほど色々な設定や敵キャラまで考えられてしまうので、全部を使わないまでも、それらをEveに投入したくなる欲求が出てくる。
さらにオリジナルものの場合、世界観に合わせたキャラを作ることができるから、新規キャラを追加することが容易になる。版権リレーの場合はすでに各キャラの個性は決まっているので、もちろんキャラの性格や設定を大幅に変えることもできるが、オリジナルものよりは自由度が狭まるのは否定できない。だから容易にキャラを増やすことはできなくなる。それに、感情移入度の違いもある。版権キャラならある程度自分の主観と切り離すことができるが、オリジナルキャラの場合はまさに自分の分身となるわけで冷静な判断をくだすことが難しくなる。そして、自分のオリキャラを出したい、目立たせたい、活躍させたい、という欲求に打ち勝てなくなる。
まあでも、やっぱ企画時間が長いことは影響すると思う。だから、ある程度の制限は設ける方がいいと思うんだよね。リレーの管理者以外は、キャラや設定の追加に数の制限を明確に設けるというように。○話〜○話では新規追加要素枠は最大で4という感じで。キャラが一人でも形態が二つあるなら二つぶんの枠を消費とかすれば、ある程度コントロールできるんじゃないかな。