ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編 クリア

思えば今月1日に体験版で鬼隠し編を始めてから全てが始まった。そして、今月の終わりである今日、皆殺し編までクリアし終えたのは偶然か。いやあ、楽しませてもらった。今から祭囃し編が楽しみ。とはいえ、発売されてもコミケだろうからすぐには入手できないんだろうなあ(´・ω・`) そして、以下ネタバレ。
まさに皆殺し編だった。
でもまあ、いつ破滅が訪れるかという精神状態で常にプレイしていたので、あそこまで粘れて驚きだ。正直、県議&市議まで乱入したとき、沙都子が鉄平に殴られ始めていたので、電話をいれたもののそのときにはすでに沙都子は死亡していたって流れになると思ったよ。そのほかにも、もっと早い段階で破滅が訪れるものと。逆に言えば、それだけ意地悪いとも言えるけど。原作者の竜騎士07さんは物語作りに真摯ですな。僕だったら作中キャラに手心加えちゃうよ。もう十分だろ、みたいな。あと途中で想像したのは、祟殺し編の圭一の役を詩音が台詞までほぼ同じ状況で再現しかけていたことを考えると、役割を何人かがまわりもちで演じているのは明白なわけで。そして、梨花ですら舞台内の俳優ということは変わらない。だから、梨花が壊れる側にまわる可能性も考えたのよ。それが、沙都子が鉄平に殺されて、それをきっかけに梨花が壊れるという想像になったわけで。梨花が全員を皆殺すものとばかり。そうそう、解になってから誤字が劇的に減ったけど、今回も最後に避難→非難の誤字があったな、惜しい。
やはり鷹野だったのですな。死体は偽物で。罪滅し編で出てきた雛見沢症候群が存在していたのはビックリだが、前にも書いたけどそこらへんがないと注射器を持って登場した梨花を説明できないから順当か。寄生虫云々はニセなんだろうけど。宇宙人がどうのとかも、万が一他人に見られたときに妄想の産物と受け取られるようにするための鷹野の工作かな。そして、疑心暗鬼が一つのキーワードというのが非常にうまいね。確かに、全ての悲劇は疑心暗鬼が発端となっているわけで。ついでに言うと仲間への信頼不足かな。そこらへんを罪滅し編で徹底的にやっていたな。仲間を信じることの大切さ。思えば、部活メンバーとしての結束は鬼隠し編から描かれているわけで。それがちょっとした疑心暗鬼で悲劇に結びつくのがこの病気の怖さということかな。
そして、ガス災害が納得いく説明をされていて満足。なるへそね。これで、祟殺し編で圭一がガスの通り道にいたはずなのに生き残った理由が説明できる。一命をとりとめた場合でも結局死ぬのは、病気のキャリアとしてずっと狙われていたってことかな。鬼隠し編で圭一が聞いたずれる足音は、羽入がずっとついてきて謝っていたってことかな。ってことは、圭一が夢うつつの中で聞いた「ごめんなさい」の連呼、これは羽入の謝罪だったのかも。鷹野の目的がやっぱつかみきれないのがなー。自分が祟りを執行する立場になったと錯覚しているというか、そういった惨劇を自分がお膳立てして現実にすることで神になったという恍惚にひたることが目的なのかな。
さて、次こそハッピーエンドになると思うけど、物語作りが非常に難しそうだ。謎のほとんどが明らかにされた上に、幸運の連続が続いた今回のステージは終わったわけで。どうやってハッピーエンドにいかせるか。今回みたいにするとして、展開が同じだと飽きられるだろうし、でも鉄平のアレを乗り越えるぐらいしないと仲間内の信頼が強固に結びつかないだろうし。そして、現実問題として、戦闘のプロである相手にどうやって抵抗できるか。考えられるのは、全員が惨劇の当日に今回の記憶を取り戻し、大石と熊谷の死を覆して、場合によっては赤坂の協力も得られるようになって、さらに薗崎家の力を借りられるような状況にならないと。絶望的だけど、きっとハッピーエンドになるものと信じてますぜ。あと、圭一両親と校長にも立ち絵がほしいかな。