simoun シムーン「姉と妹」

いやあ、最近本当に面白いですな。
アーエル空気読めΣ (゚Д゚;) あっけらかんと核心をつくような台詞や心の傷に踏み込むような台詞を言うアーエル。細かいことを気にしない性格というか、ひょっとしたら悪意もなく純粋に相手のことを考える能力に欠如しているのではなかろうか。ほかに、最後のネヴィリルの台詞、永遠に歳をとらない自分自身を見ているというやつ。モラトリアム期間を欲しているアーエルは将来のことを考えたがっていない。泉による選定を拒絶している。アーエルはネヴィリルをパルとして選んだのは、ネヴィリル個人ではなく、シヴュラのトップとしての彼女を見ていて、優れたパルと組むことが永遠性を持続する手段としてとらえているとかそんな感じだろうか。
で、今回の主役のアルティ&カイム。以前からカイムの空回りぶりというか、先走りぎみというか、自分のことしか考えていないように見えるところとか、まあ気にはなっていたわけだけどアルティとの一夜が原因と。そして、被害者・加害者を逆転させて記憶を捏造してアルティのことを嫌っているみたいだし。それにしても、アルティの「知らなかった感覚をくれた手」という表現が妙にエロかった。このアニメって、一応百合要素もあるけど、設定的に泉で男になれる可能性がある、しかし性別がどうなるかは分からない、という不安定要素があるから単純に百合とも言えず、キャラたちの葛藤がより深刻になる可能性もあるから油断できない。この二人の場合は近親姦というのもあるけど。カイムが最後に同じ味だとか言ってたところ、正直シムーンに乗るときの口の血じゃなくて、別のことを想像してしまいました。姉妹間の溝が解決しそうで、逆にかえって溝が深まったような気がしないでもない。さらにはアーエルとネヴィリルの間でも溝が生じてしまい、これからどうなることか。
今回唯一ホッとできたところは、ロードレアモンがリモネを使って雷の恐怖をまぎらわせようとしていて、リモネがきちんと空気を読んでロードレアモンの顔を立てたシーン。アーエル、リモネの爪の垢をもらってこい。