朝日新聞 偽装請負問題について

http://www.asahi.com/national/update/0731/TKY200607300428.html
今日の朝日新聞朝刊で大々的に特集されていたやつ。1面・2面・31面と使っていて気合が入ってる。夕刊でも特集されているらしいが、まだ仕事中なので読むことができないので、とりあえず朝刊までの雑感を。
ようやくといった感じ。すでに一部では大問題と化していたけど、一般には論じられることがほとんどなかった問題。朝日新聞という大新聞が取り上げた意義は非常に大きい。本当に、これは日本の将来を左右する問題だよ。はっきり言って、外交問題なんか二の次。何度も言っているけど、このままでは国内がガタガタになる。
それだけ、若年者の雇用問題というのは国の根幹を左右する問題なわけだ。今の若者の多くは非正規雇用で(働いている人の二人に一人とも言われている)、明日にもクビを切られる可能性がある不安定雇用だ。しかも、正社員と同じぐらいの仕事量にかかわらず、社会保険などに入れてもらえない上に、給料も6割ぐらい。そのような状況下で結婚ができるだろうか? ましてや子供を作れるだろうか? 今の少子化問題の主因は若年者の労働環境にあると言って過言ではない。労働者がここまでいじめられているから消費が鈍るんだよ。消費が鈍ったら内需がしぼむというわけで、それは結局は日本の国力を落としていくことになる。今権力を持っている立場の人間は自分たちさえ逃げ切ればいいと考えているんだろうけど、これからを生きる世代にとっては死活問題だ。てか、もはや暴動とか起こさない限り無理だろうな。
記事の中にあった「この世代(20代〜30代)は一生浮かび上がらないでしょうね」という台詞が印象的。就職氷河期世代は生まれた時代が悪かったと思うしかないのだろうなー。しょんぼり。