ロミオ×ジュリエット 20〜22話

大公の乱心(ていうか、この期に及んでの行動)&死。大公を殺した人物は意外だったが、ある意味納得。不器用&一方的&自分勝手すぎたな。たぶん、ロミオのことはそれなりに大切に思っていたのだろう。でも、その愛し方がロミオの求めるそれとは違った。ハーマイオニという立派な家柄の娘と結婚させ、帝王学を学ばせてゆくゆくは大公の座につかせる。当初ではそう考えていたのだろう。外見的な格式や権力を重視していたからこそ。そんな風にロミオのことを育てているのだから、当然ロミオは自分につくすべきと考えていたわけだし、大樹を守り街を守っている自分は全ての者につくされるべきと考えていたんだろうな。
前回の赤い風復活で革命の趨勢は決していたから、残り2話で大樹の話に。二人が結ばれるかどうかは革命の成り行き次第と思っていたら、最初から地味に出てきた大樹が障害になるとは。ジュリエットに種を植え付けたあいつじゃダメなのかな? とりあえず、二人とも刺し木になるってのが一番ありそうだけど、ハッピーエンドになるのだろうか。いや、刺し木になって永遠に二人で街を見守るってのもある意味ハッピーエンドと言えなくはないか。