DARKER THAN BLACK -黒の契約者- DARKER THAN BLACK 最終話

まあ、予定調和的ですな。その後どうなったかのを曖昧にする手法は王道だけどあまり好きじゃない。でもまあ、オリジナルでよく頑張ったと思う。今年前半のアニメではやはり屈指のでき。前にも書いたけど、設定を理解してから見違えるように面白くなった。キャラが魅力的なのもいいね。契約者の対価っていうのもよかった。
よく理解できなかったことも多々あるけど、黒というかBK201こと白の真の能力が素粒子変換で、おそらく黒と同化したのかな。黒がばかすか食うのは、たぶん元から大食いというのもあるだろうけど、二人ぶんのエネルギーを摂取する必要があったとか。で、黒に対価はなく、同化している白が黒の中で眠りについていることで対価を払い続けているのか、もしくは黒は人間でも契約者でもない存在だから対価が元々必要ないのか。
アンバーは報われないなあ。あれだけ尽くしても、黒に理解してもらうまでが精一杯。アンバーは全て黒のために行動してきたといっても間違いじゃないよな。そういう合理的ではない感情を持っているアンバーも契約者としては不完全なのかもしれない。で、ヒロインはどっちかというと銀っぽく。「私を一人にしないで!」はきた。最後の観測霊は、ポニーテールの大きさから判断するに銀だよな。あれをどうとらえるか。なんか、肉体を失って観測霊そのものになったみたいな考えが浮かんで嫌なんだけど、強い自我が芽生えて観測霊の形をああすることができた。または、単に銀が生きていることの暗示としてスタッフが細かい設定を考えずに銀の形にしたか。まあ、こういう後日談については視聴者に自由に考えさせるという意図だから正解は用意されていないだろうけど。
でもまあ、1話を思い起こさせるビル屋上での戦闘シーンで、ミサキ部下が黒みたいなワイヤー攻撃をしていて笑った。そうそう、ミサキはいつBK201=リーということに気づいたんだろう。これまで何度か助けられているし、薄々気づいていたのかな。