ソウルキャリバーⅣ

ソウルキャリバーIV - Xbox360

これは凄い。買わないと損と言える。グラフィックはいいし、格闘ゲームとしてやはり面白い。何より、他の格闘ゲームと比べて一線を画していい点が多い。
まず、難易度。最近の格闘ゲームは、難易度が一番易しい設定でも相当強い。特にどっかのＤＯＡなんかはひどかった。その他のゲームも、ラスボスだけ異常に強いというのが多い。それに比べて、これはそうでもない。言ってしまえば、難易度が低ければ攻撃ボタン連打で全部倒せる。これはヘタレの僕にとって非常に嬉しい。
次に女性キャラの魅力。……正直、やりすぎな感もするが。２Ｐカラーまでしかないかわりに、かなり自由にカスタマイズできる。装備とかスキルとか。で、装備をセットアップするときに下着姿まで剥けるというのがやりすぎな感もするが、いいぞもっとやれと言うべきか。それは置いておいて、スキルの設定や装備、武器などでかなりキャラクター運用の幅が広がりそう。こういうオマケ要素が充実しすぎているのは他のメーカーも見習ってほしい。
さらに、新規キャラクターも既存キャラクターを利用して作れる。ここで画期的だと思ったのが、声の設定。大抵数種類しかないじゃん。確かに基本はそうなのだが、なんと声の高さをかなり自由に設定できて、それだけでだいぶ印象が変わる。これには素直に脱帽した。
ゲストキャラのデザインの良さ。なんか特殊キャラがいて、どうも有名漫画家やイラストレーターがデザインしたものらしい。それで、ケロロ軍曹のアンゴルモアまんまなアンゴルフィアってキャラがいて、予想通り吉崎観音デザイン。すっげえ笑った。そして意外に強い。で、何体こういうゲストキャラがいるか知らないが、今のところ５体出して打ち止めっぽい。機械人形みたいなキャラがお気に入り。全部女性キャラってのが最近の世相を反映してますな。残念なのは装備のカスタマイズができないこと。む、剥けない。いやいやいや、何でもありません。
ケチをつけるなら、ストーリーモードのあっさりさ。正直、本当にストーリーはオマケといった感じだし、１ステージで基本的に複数相手にするので４つのステージクリア後にラスボス戦で終わり。さらに、３ステージ目はゲストキャラステージだから実質はもっと短い。ここらへんは不満が多く出そう。僕は女性キャラクター目当てだからさほど気にならないけど、世界観が好きな人には地雷になりかねない。そこだけが残念。
いやもう、初期の頃からそうだったけど、この作品の客へのサービス精神は凄い。ただの格闘ゲームだけでなく、かなり自由に遊べる。これは買わないと損。まあ、前作みたいなバグがないかどうかは気になったりする。そして、僕はケーブルテレビだからいまいちネットへの接続方法が分からないんだよね。ダウンロードコンテンツでいいパーツが出てきたら勿体ないなあ。