最近思うこと

なんかオタク業界の商売がいっそう露骨になっているような気がしてならない。そして、同人と商業の境がかなり曖昧になってきている印象を受ける。ニコ動などでアマチュアが簡単に全世界に自分の映像作品を発信できる環境になり、さらにそのアマチュアは情熱をかけるからヘタな商業作品よりもデキがいいからますます大変だ。でも、ウマウマとかのCMを見ていると、やっぱ露骨というか節操ないなーと思わざるをえない。
僕の場合別の業界で本を出しているわけだけど、やはりアマチュアとの違いは最大公約数的なものを出さなければならないことが多いのと、とにかく時間の縛りがきつい。他の業務をこなしながらやるから地獄。その点、オタク系のアマチュアだと自分が納得いくものをいくらでも時間をかけて作ることが可能。さらに、一作品だけでいいわけだから、一冊の本を仕上げるとかと違って時間的には短い作品を十分に吟味できるという点もある。さらに言えば、もともとオタクはピンポイント的なものだから思い切り方向性を傾けることができる。だから、ヒットするときは、無難な作品よりドンとくるわな。