To LOVEる-とらぶる- ついに完結

ま、打ち切りって感じだが。いつ打ち切りになるかと思いながら読んでいただけに、よくここまでもったという印象があったり。
特に伏線の処理とか何もせず、うる星みたいな感じでララに関するギドとの話し合いがあるわけでもなく、この日常がいつまでもED。最初はリトとララ、春菜を巡る三角関係を描くラブコメのはずが、萌え漫画の王道としてサブヒロインを増やしすぎたため、なあなあのEDにしたという感じ。僕はその方がいいけど。決着がつくのはやっぱイヤだったから。そういや、ララの「ハーレムでいいじゃん!」宣言は、ある意味この漫画をダメな意味で愛する僕のような層にとっては随分都合のいい発言だ。
いかにもな話ばかりで構成されて、内容があまりない話の羅列というそしりは受けると思うけど、僕はこの作品は好きだった。終わってしまい残念。
ただ、春菜が最後まで目立たなかったのがなあ。ララも春菜もリトがもともと好きだから、いまいち大きなイベントを起こすこともできない感があったんだよね。とはいえ、そういう設定が萌えオタには優しいとも言えるんだけど。本当は、唯みたいなキャラが春菜の立ち位置にいた方がよかったと思うけど。
で、残念なのは、ナナ・モモとリトの絡みが結局出た時期もあって少なかったことや、デレたヤミとリトという話を見たかったとか、セリーヌが成長した姿を見たかったとか、いずれ描くだろうなと思っていたシチュエーションが結局実現されなかったのが心残り。

そういやこれを買っていたんだけど、DVD、25分でちゃんと1話分なんだよね。OP・EDもきちんとあったし。思ったよりしっかりしていて驚いた。本当にオマケ程度だと思っていたから。作画は相変わらずいまいちだったりするのが最大の難点だが。そして、乳首を見せられない(ごく一部見えてるが)ことから、すりガラスごしとか、水面半分とか涙ぐましい見せ方が笑える。で、アイドルのイメージビデオみたいなシーンの連続がわけわかめだった。確かに水着と女の子といったらそういうのがお約束だけど。春菜・美柑・唯・ララ&春菜の計4曲の挿入歌があるのが豪華な気がしないでもない。ストーリーはいつも以上にグダグダというか、あってなきがごとし。春菜とお静が目立ってたかな。