To LOVEる-とらぶる- ついに完結
ま、打ち切りって感じだが。いつ打ち切りになるかと思いながら読んでいただけに、よくここまでもったという印象があったり。
特に伏線の処理とか何もせず、うる星みたいな感じでララに関するギドとの話し合いがあるわけでもなく、この日常がいつまでもED。最初はリトとララ、春菜を巡る三角関係を描くラブコメのはずが、萌え漫画の王道としてサブヒロインを増やしすぎたため、なあなあのEDにしたという感じ。僕はその方がいいけど。決着がつくのはやっぱイヤだったから。そういや、ララの「ハーレムでいいじゃん!」宣言は、ある意味この漫画をダメな意味で愛する僕のような層にとっては随分都合のいい発言だ。
いかにもな話ばかりで構成されて、内容があまりない話の羅列というそしりは受けると思うけど、僕はこの作品は好きだった。終わってしまい残念。
ただ、春菜が最後まで目立たなかったのがなあ。ララも春菜もリトがもともと好きだから、いまいち大きなイベントを起こすこともできない感があったんだよね。とはいえ、そういう設定が萌えオタには優しいとも言えるんだけど。本当は、唯みたいなキャラが春菜の立ち位置にいた方がよかったと思うけど。
で、残念なのは、ナナ・モモとリトの絡みが結局出た時期もあって少なかったことや、デレたヤミとリトという話を見たかったとか、セリーヌが成長した姿を見たかったとか、いずれ描くだろうなと思っていたシチュエーションが結局実現されなかったのが心残り。
DVD付予約限定版 To LOVEる -とらぶる- (15) (ジャンプコミックス)
- 作者: 矢吹健太朗・長谷見沙貴
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/07
- メディア: コミック
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