辻元清美

いやあ、権力の味って忘れられないものなんだなあ、とつくづく思ってしまった。
与党にいなければ何もできない、ってのは一理あるけど、やり方が間違っているよなー。これまで散々反対のための反対をしてきて、反権力が存在意義だったのに、その存在意義そのものを自ら破壊するのはなー。
本当に政治家として信念を持っているならば、社民党の中にいながら、同党の議員を説得しながら与党との融和を目指すべきだった。参議院選挙の敗戦から福島党首の責任論も浮上しているわけで、ネームバリューのある彼女ならば次の党首になる可能性は高かった。
福島党首の下では普天間問題もあり与党から離脱したが、自らが党首になることで基地問題に関しても柔軟に対応していく方法もあったかもしれない。参議院選挙で社民党として出馬したのだから離党は論外。だからこそ、基地問題社民党がブレるわけにいかないという現状を打破した何かを打ち出すしかないと思うのだが。連立与党の党首なら大臣職はもらえるだろうし。
無所属になりましたー、でも民主党の支援よろしくー、じゃあ通らないよ。今回のことで完全に政治家生命は終わったと思うが、3年後の衆院選挙で民主党で出馬して当選するんだろうなー。
にしても、前原も迂闊な発言をするなー。こんな恥知らず議員を取り込んでもマイナスにしかならないと思うよ。