俺の妹がこんなに可愛いわけがない 7話

この作品を見ていて思うのは、作中の妹ゲームで不自然なまでにそのゲーム中の主人公であろう兄の姿が見えないこと。単純に読者要望的に必要ないだろうとカットしている可能性も大だけど、あのテのゲームって主人公の語り形式で進行することが多いから、主人公の姿が見えないのが意図的に感じてしまうんだよなー。
そもそも桐乃が妹ゲームにはまるきっかけって何だろ?
やっぱ、京介がかまわなくなった寂しさを埋める代替かね。きっかけとなったゲームが知りたい。勘だけど、そのゲームのメイン妹の名前が桐乃じゃないかな。漢字が違うかもしれないけど。対抗としては主人公のデフォルトネームが京介。……主人公って名前変更できるのが普通だから、最初に桐乃がプレイするときに、主人公の名前を京介にしたってのがやはり第一勘。
それでのめり込んで、いつしか妹ゲームをやることそのものが目的化しているみたいな。たぶん今では主人公はデフォルトネームのまま。主人公を通して自分の代替である妹を甘やかし可愛がる、ある意味ナルシストプレイというかマッチポンププレイというか。そんな感じかね。まあ、素人考えだけど。実際は全然違うんだろうなあ。
それはそれとして、桐乃のケータイ小説がひどすぎた。ただ、あくまで携帯表示をベースにしていただけの可能性もあり。黒猫のは……最初のは別に文字多くてもいいじゃんと思ったが(改行に関しては、外国小説の方がひどい)、本文よりブ厚い設定資料集を見て「こりゃダメだ」と思った。いかにもだ。
で、投稿サイトを見て、叩かれまくって落ち込むのかと思ったら予想外の展開に。投稿して一般の人の反応が描写されていなかったから、その編集者は騙りで桐乃を女と知って食ってしまおうと考えているとしか思えなかった。で、クリスマスデートになって、京介と街へ出るための口実でそんな話はなかったのではと疑いもしたが、創作活動に対しては真摯だったので、話そのものは本当かもな。でも、本物じゃないに100ペリカ。さらに、偽編集者騒動みたいになって、本物の編集者に知り合うに500ぺリカ。あー、後者はさすがにないか。
にしても桐乃は自分で稼いでいるからか金銭感覚ががが。僕が高2の頃の小遣いって月3000円だったぞ。桐乃の要求額の1/10。これは単に僕が少なすぎただけかもしれないが。友人の1人は札束常に持ってたし。あー、あれは例外か。