TIGER & BUNNY 8話

いやあ、まさかルナティックの正体が裁判官だったとは……!
というお約束。にしても、まだ序盤なのにここまではっきりと描写したのは意外だった。たとえバレバレでも。しかし、あの部屋が趣味悪すぎて笑えた。そして「タナトスの声を聞けぇ!」と重度な厨二病患者。とりあえず、グラヴィオンを見るといいよ。

冒頭のゴミ拾いがなんかシュールだった。特に牛角さん。大きな背中が寂しく感じたぜ。

で、今回は折紙回。空気読めないお調子者と思っていたら、まさかのネガティブくん。てか、自分の能力にあれだけ強いコンプレックスを持っていたのか。いや、能力的には凄いと思うけど、ヒーロー向けじゃないよな。むしろ悪役向きだ。潜入捜査には使えると思うが、HEROTV向けの能力じゃないよなー。
てか、ヒーローアカデミーの皆さん、微妙な能力が多すぎてどうしたものか。こう考えると、2話だっけ? 物体を自由に動かす能力を持つ子供がいたけど、あいつの能力は相当強いよなー。

まあ、今回の話の重要な点の一つは、能力の強さ弱さがヒーローの資質じゃないってことだけど。能力の強さだけ見たら、折紙よりもサンドマンの方が圧倒的に戦闘向けだしヒーローとして悪人に立ち向かうのが便利なのは間違いない。でも、精神面で二人は決定的に違った。ヒーローとして必要な心を折紙は持っていた。ルナティックが「悪人は卑怯だ」と言って、擬態能力を発動している折紙が偽物だとすぐ看破したのがいい例だね。誰かを助けるために躊躇なく自らの身を投げ出すことができるのがヒーローだと。

そういう意味では、バーニーをかばって炎の矢に立ち向かった虎徹もかっこよかった。スーツなしでも、ハンドレッドパワーはやはり強いな。牛角さんの能力涙目だ。いや、時間制限はあるけどさ。にしても、ルナティックが強すぎ。ハンドレッドパワー相手に真っ向クロスカウンターしているあたり、ハンドレッドパワー+炎の能力なのかな? まあ、敵は主人公たちの上位能力じゃないと盛り上がらないけど。そして、ルナティックが「お前の他の能力は何がある?」ときいて、虎徹が「あとは勇気だけだ!」と叫ぶと。

そういや、今回バーニーが「ヒーローで一番大切なのはポイントです!」と堂々と言っていたのが意外だった。こういう場所では猫をかぶって「ヒーローで一番大切なのは民間人を助けること、そして仲間を助けることです」とか言うものとばかり。

てか、虎徹ってHEROTV以外で活躍しているシーンがかっこいいよなあ。
物語の最後の方で、たぶん今期のMVP発表ってのがあって、たぶんバーニーが一番ポイントを稼いでトップになると思う。で、さらに予想として、裏MVPみたいに、ヒーローが「誰がベストヒーローか」というのを選ぶ部門が新設されると予想。しかも、虎徹には内緒で。それで、満場一致でワイルドタイガーが選ばれる、みたいな展開になると思う。もしくは、裏ポイントみたいな感じで、仲間のヒーローを手伝う、助けることによるポイントみたいなのがあって、それのトップがワイルドタイガーとか。

そういや、ワイルドタイガー、元人気ヒーローってことか。ということは、人気ヒーローだった時代もあるってことだよな。まあ、時間制限があるとはいえ、ハンドレッドパワーなんて凄いの持ってたら人気出るか。たぶん、初代ヒーローのレジェンドもハンドレッドパワーだっただろうし。
そして、次回のドラゴンキッド回が楽しみ過ぎる。今回折紙の出番が思いのほか多かったぶん、期待してもいいよね?