逆境無頼カイジ 8話

まさに神回。チンチロ編で一番盛り上がる所だけにとても面白かった。
今回の笑いどころは、ナレーション立木さんの「ピンゾロ! ピンゾロ!! ピンゾロ!!! ピンゾロォ!!!! ピィンゾロォォォ!!!!!」で間違いない。生き生きしすぎだ。
次に班長のノーカウント連呼。原作だとそこまでには感じなかったが、アニメで見るとその浮きっぷりがシュールで笑える。しかも「おっぱい! おっぱい!」「D・V・D!」とかを彷彿とさせる一人盛り上がりっぷり。ひっそりとアーマード・コアのノーカウントさんも思い出したが。
そして、班長蜘蛛の糸。これはアニメオリジナルだね。太陽の光みたいのをバックに蜘蛛の糸にしがみついてドヤ顔している班長が笑えた。そして、たまにドヤ顔とか書いている僕だが、このドヤ顔って表現自体は大嫌いという。でも、表現としてなかなか適切に使える時があるからムカツクという。どうでもいいが、ドヤ顔ってつい最近まで「ドヤ街などにいそうなガテン系と一瞬で分かる脳筋系の顔立ちの人」のことだと思ってた。

話が逸れた。

ここは、カイジの用意周到ぶりが実に小気味いいよね。特に、しょんべんを回避するためにあらかじめ班長の目を4と指定して、456賽を使うとは明言しないところ。班長の真理としては、一刻も早く全てを終わらせたい状態かつ、さかのぼっての弁済を避けられそうで深く考えずに食いつくこと間違いなし。そこら辺もきっと読んでやっている。
まあ気になると言えば、班長のため込んだペリカイカサマによるものと露呈したのに、全員への弁済をしないでカイジたちが総取りになることを全員が納得するかどうか。まあ、あの場の雰囲気もそうだけど、班長を完全にやりこめた爽快さとかがそれを帳消しにするとは思うが。

それにしても、C班の班長だっけ? 小田切の声が想像していたのと違って驚いた。若干高い人のよさそうな中年声だと思ってたら、あれほど低くて落ち着いた声だったとは。