とある科学の禁書目録

1〜22、SS1・2、新約1(新シリーズ。23巻にあたる)を全部読み終えた。
うーん、イタリアのアドリア海の女王まではいいんだ。ただ、神の右席が出てから話の規模がでかくなりすぎて正直ついていけない感が。相手の強さも半端なくなってくるので、これまで以上に運で勝っている感が。いや、運じゃなく実力というか上条自身の無意識下で物凄い計算をしているっぽいが。
でも、イギリス編とロシア編は話の規模も関わる人の立場も参加人数も飛躍的に増加するので、シーンが細かく飛んで読みづらい。特に上条、一方通行、浜面の三主人公体制になってから視点移動がきつい。いい所で切られるし、ロシア編は三冊構成になるし。これ、リアルタイムで読んでたら続きがなかなかこなくてきつそうだ。
やっぱ浜面が正直邪魔。やたら持ち上げられているけど、彼の絡んだ話は泥臭すぎるのと、完全に運だけで勝負しているのでつまらない。てか、毎回数秒ごとにセーブして死なない結果が出るまでロードしているだろと言いたくなるほどの豪運。露骨な主人公補正がどうにもこうにも。あと、科学サイドの超兵器が次から次へと出てきたり、能力に対する補正兵器も続出して、初期の能力対決、魔術対決からかなり様変わりしたのが不満ではある。
浜面はなあ、アイテムとの絡みは楽しいから、外伝として主人公格として出てきたらまだいいんだけど。やっぱ視点移動の多さがネックになってしまう。
とにもかくにも、個人的な好みとしては、科学超兵器をあまり出してほしくないところ。