まよチキ! 1〜8話

うん、基本テンプレだけど結構面白い。これはゾンビですか?インフィニット・ストラトスの血を感じる、特に視聴者層。いわゆる養豚場か。これに関しては色々言いたいことがあるから明日あたりに。
理不尽な暴力が多いという批判が根強くあるっぽいが、まあ作者がひと昔前のラブコメものが好きでそれをリスペクトしているんだろうなと考えたら許容範囲。まあ、極端なのは漫画やラノベではよくあることだし。うまく基準は作れないけど、僕の中ではOKライン。あー、でもナクルはアウトだな。見ていて痛いレベルが高すぎる。
とりあえず、シリアスをおさえて構成されていて、このテのアニメとしては順調にきていると思う。ラスト2話でドシリアスをやったらISみたいに荒れそうではあるが。まあ、ISの場合は見せ方がヘタだったからなあ。今回の8話みたいにストーリー上必要なシリアスならOK。
ただ、設定面がかなりいい加減なのはいかんともしがたい。
近次郎の女性恐怖症が、1話では女性に近づかれるだけで過大な怖れを抱いていたのに、その後はせいぜい過度なスキンシップで鼻血を出す程度に。それが8話では気絶レベルに復活してたり。そういや体質改善といえばえむえむっ!を思い出すな。
あと、スバルが女性ということを隠すってのは、それ自体はかなりありがちだな。ただ、1話以外は「もうお前ら隠す気ないだろ」としか思えない。結構設定的に重要なはずなのに。まあ、隠す理由からして苦しいわけだけどさ。女性だから執事になれないって、別にいいじゃん。執事にこだわらなくても、メイドでも同じような仕事できるわけだし。てか、子供が一人しかいないんだからそこまで厳しくする必要ないじゃん、とか。まあ、それを言ったらそもそも話が成り立たなくなるわけだが。
何が言いたいかというと、1巻ってのは重要で、ラノベって大抵1巻が一番面白かったりする。で、1巻では読者の気を引くために奇想天外な設定を持ちこまざるをえないことが多くて、ストーリーが長く続くとその設定を維持することに無理が生じてくるというか。そこらへんのフォローが目に余るほどヘタってのが気になるんだよね、どうしても。
とはいえ、アニメで見ているからいけないのかも。明日書くこととも関係するけど、そもそもラノベとアニメって相性悪いと思うんだ。昨今ラノベ原作のアニメが増えているし、成功例もあるけれども、それでも無理が色々生じている。