ベン・トー 1・2話

まったく予備知識がなかったので、てっきり、「今日は○×弁当のドカ食いじゃあ!」「弁当早食いで水を多量に摂取するとは……奴は素人だな」「あれは外道喰い……! 弁当に一片の愛情も敬意も示さず、ただただ貪り喰らうだけの所業はまさに外道!」みたいな話だと思ってた。

1話は主人公のモノローグがことごとく滑っていて印象が悪かった。1話切りを考えるレベルぐらい。印象に残ったのは、主人公の若本規夫のモノマネっぽいのがうまかったのと、黒ストッキングぐらい。

期待しないで見た2話だったが、こちらは面白かった。物語の主軸がしっかり見えたからだな。半額神、狼、犬、豚、大猪、荒らし、などの分類がツボだった。狼の矜持を保ちつつ、半額弁当を巡る熱いバトルに身を投じる主人公という馬鹿アニメか。こういうお馬鹿アニメは必要だよね。ツッコミ所が多すぎるのは置いておく。お馬鹿アニメにツッコムだけ野暮だし。ただ、主人公がいきなり強くなりすぎたのだけちょっといただけない。もっと泥臭く戦ってほしかった。
大猪を見てオバタリアンを思い出したのは僕だけだろうか。……今の若者は知らないかもしれないな。うーむ、歳をとったものだ。