ベン・トー 最終話

いい最終回だった。出落ち感の強い設定でありながら、最後まで楽しく見ることができた。ぜひ2期をやってほしいところ。
まさか、先輩なしで勝つとは思わなかった。先輩の戦いが見られなかったのは残念だけど、佐藤が自分の力で解決(もちろん、他の狼の助けもあって)したことは大きい。実に主人公らしい痛快な展開だった。個人的に、ツードッグズははやってほしいな。てか、変態という二つ名は変わらないのだろうか。

ただ、尺がなかったのが悔やまれる。正直、原作読者の補足説明がなければ理解できないことがいくつかあったからなあ、この作品。
腹が減ることで戦闘力が急上昇する、という超基本的な設定も、その説明を既読者から説明されていなかったらたぶん今でも分かっていずに「何でこいつらこんなに身体能力高いんだ?」と思ってたのは間違いない。多少強引でも、ナレーションなどで説明してほしかった。
ベン・トーバトルで勝利することで勝利の味が加わって至高の味になるってのも、説明されていなかったら、単純に苦労して手に入れたらそりゃうまく感じるだろう、いわゆる達成感のために戦っているんだな、ぐらいの認識だったと思う。本当に至高の味になるなんて分からなかいよ。

で、今回の最終回。いきなり場面が飛んでオルトロスが負けていたから、単純に腹ぺこパワーで佐藤が上回ったものとばかり。
狼たちはウナギの匂いで腹ぺこパワー増し増し、オルトロスは自分たちを認めてくれた狼たちに感動して涙で鼻づまり→ウナギの匂いが分からず腹ぺこ守護の力が少なくていつもの力を発揮できなかった、なんて、これまた説明受けてないと分からなかった。

そこらへんの説明不足と白粉の存在以外は本当に面白かった。