モーレツ宇宙海賊 10話

チアキがノリノリすぎて笑えた。なお、原作だと、父親でバルバルーサ船長のケンジョーが感涙するシーンがある。チアキが船長になる=自分が死んだときなので、まさか生きているうちにチアキの船長姿を拝めるとは思わなかったという。

なぜ毎回これだけ盛り上がるんだろうという面白さ。そして、毎回引きが本当にいい。
でも、TIGER&BUNNYのような盛り上がりは見せてないんだよなあ。あれは口コミでどんどん盛り上がりが加速したけど、この作品はそれを感じない。うーん、どうしてだろう。一因は、タイバニが1話から面白かったのに対して、モーパイが面白くなり始めたのが3,4話あたりからってのはあるかも。あと、タイバニは女性層をかなり取り込めたのは大きかったかな。

今回もアニメ的に映えない場面は所々カットしている。茉莉香がスパッと決断しているように見えるけど、原作だとわりといっぱいいっぱいで、最後のかっこいい啖呵を切る方向性にいくのも、各ブリッジクルーと色々相談したうえで(あと、最終的にクーリエの「隠れるよりも相手を追いかけたほうが出し抜くのも逃げるのも楽」という発言が大きい)決めている。
だから、アニメだけ見ると茉莉香がものすごく優秀に見える。いや、実際優秀だと思うけど、ミーサが茉莉香をほめるシーンを追加するとかして茉莉香を主人公っぽくしようという意思を感じる。これは正解だと思う。なんてーか、見せ方がうまいんだよなあ。だからこそ面白いし、何度も録画を見返してしまう。

それにしても、茉莉香の船長服着替えが魔法少女みたいになっていて笑った。

ところで原作7巻あとがきでアニメについての裏話があったんだけど、まさかアニメ化の話が出たのが2008年10月で、まだ原作が1巻しか出ていなかったといいう事実にものすごく驚いてしまった。えー、1巻だけでアニメ化とかそんな話が? そして、佐藤監督が監督を引き受けてアニメ化がほぼ確定したのが2009年2月。なお、2巻の発売は2009年4月30日(ってことは、書店に並んだのは3月末かな?)という。