氷菓 １話

京アニだったのか。作画がすごい綺麗だった。
話は……地味、というか何をしたいか分からなかった。まあ作中のセリフ通り保留といった感じ。

ラノベのテンプレ主人公のひとつ、とにかく内へ内へ堂々巡りみたいな思考を重ねていくタイプ。キョンとかもそうだよね。てか、テンプレと言いつつ、キョンしか思いつかない。
やばい、僕の引き出しのなさを思い切り露呈してしまった。いや、他にもそこそこいるのは間違いないが。
こういうのって、なんというか、大人である作者が、高校時代にこうありたかったという一種の理想像を具現化したように感じるからどうにも好きになれないんだよなあ。こういう思考をしている高校生がいるのかもしれないが、いたとしたらそれはアニメや漫画の影響だと思う。
なんてーかな、中二病とセカイ系の融合みたいな。セカイ系の規模をとことん縮小して、自分と自分がかかわる社会だけを抽出して、それを妙に客観視しているというか、必要以上に客観視することを是とする態度というか。自分にかかわる社会を客観的に分析することで、自分が傷つくことを避ける過剰な自己防衛とも思える。自己愛でありナルシストでもある。そういった印象を受けるのは僕だけだろうか。