坂道のアポロン 7話

鬱々とした展開がきたと思ったら一気にカタルシスの解放が。たぶん展開が原作より早いだろうから原作ファンがどう思っているか気になるところだが、鬱々とした展開が長く続かないのは助かる。そして、セッションがとてもよかった。演奏しながら音楽と視線だけで会話しているところもよかったね。仙太郎が大人なのに対して、薫はなんだかんだでまだ精神的に子供なところはあるが、決めるときは決めてくれる。

ただ、「俺が場をつなぐ」とか言っていたけど、あそこまで盛り上げてしまったらロックバンドの方は立つ瀬がないじゃないか。あの状態でエレキギターが直って演奏再開してもしらけかねない。音楽の方向性が違うから大丈夫かもしれないが、ドラムが駆け落ちしたしなー。まあ、高校の文化祭でやるレベルとしては高いと思うけどね。あの微妙な歌い方もなかなかそれっぽい。

まあ、生徒の集まり方が大げさすぎてちょっと鼻についてしまったが。なんてーか現実離れすぎて逆に覚めてしまうというか。うまいとはいえ、まだ学生レベルの二人の演奏にそこまでの力があるのかって疑問とかもあるからさ。まあ、それは細かいことであって、セッションは本当によかったと思う。いやあ、見続けてよかった。