氷菓 9話

おお、今回の物語は前回もそうだったけど結構面白いな。
2年生の3人の推理がそれぞれアレだけど、そのアレなものに対してきちんと古典部内で「これはこういう点が不可能だから却下」ときちんと話しあっているのがいい。ていうか、基本的に古典部は聞き上手だよね。一人が発言すると、その発言の内容を正しく理解し、疑問に思ったことはその場で質問し、全員が納得する答えを導き出す。

なんだかんだで、えるの「私、気になります!」は、疑問に思うことがあるから気になるわけで、その疑問を氷解させるためのプロセスを丁寧にやっているのが好感が持てる。最初は、その議論のテーマというか中身自体が大したものではないことから軽く見ていたところがあるが、もちろんそのテーマが複雑で謎を知った時のカタルシスが大きいほうがいいには決まっているけど、そのプロセス自体を楽しむ作品と考えると、結構成功しているような気がしてきた。

何はともあれ、今回はウィズキーボンボンで酔ったえるが可愛かった。なお、僕はウィスキーボンボンは苦手。あの食べたときの「ジュワッ」っていう喉で感じる熱さが苦手なんだよね。まあ、そもそもアルコール自体ほとんど飲まないから慣れていないわけだけどさ。