脚本家推し・子安秀明

とある一人のアニメ脚本家を推してみる(たぶん最初で最後)。あかほりさとるが主宰するSATZ所属の子安秀明。その前はあかほりさとる事務所に勤めていたし、あかほりさとるの弟子って感じかな。今期だとGJ部でシリーズ構成と全脚本を担当していた。

らいむいろで彼が脚本を担当した回の時からその片鱗を見せていたけど、基本的に日常の中でキャラクターを見せることがうまい。だからこそGJ部は適役とは言えた。ラブライブ!の10話だけ花田と連名で彼も担当しているんだよね。10話は先輩禁止! 日常回だったね。てか、花田もSATZ所属だったのか。日常回がうまいってことを知っていて協力を要請したのかも。
ただ、オリジナルを作る力はプロのクリエイターとしては弱いっぽい。元々何かのラノベ大賞で佳作?か何か賞を取ったんだけど、編集の人に「他にいい作品がなかったから選ばれた」とかストレートに言われたらしいし。賞を取った作品のタイトルは知らないというか忘れたけど、確か女子プロレスもの。その後富士見ファンタジア文庫から一冊オリジナルでラノベを出しているけど評価は散々だったようだ。1巻が(1)とあるのに続編が出なかったことから売上が悲惨だったんだろうなあ。

彼はみなみけ1期、ゆるゆり1期・2期でも脚本を担当している回があって、どれも無難にまとまっていると思う。ゆるゆり1期6話なんかは僕にとってはゆるゆりが面白いなと認識した回だし。もっと評価されてもいいと思うんだが、あまり彼の話題を聞かないなあ。いや、脚本家で名指しで話題になる方が珍しいのか。大概脚本家で話題になるのって悪い意味でだし。なんか話がひどいと脚本家が悪い、面白いとさすが○○監督という感想が多い気がしないでもない。
とにもかくにも、今まで彼を知らなかった人は、今後注目してみると面白いかも(`・ω・´)