AKB0048 next stage 13話(最終話)

若干強引ながらよくまとめきったなあ。てか、AKBという名前のマクロスだった、いやマジで。2期は、序盤は面白かったけど、最後の方で失速ぎみだったから、この最終回がいいデキでホッとした。まあ、他のメンバーの襲名はどうするんだ、ってのはある。特にたかみなと彼方についてはきちんと消化してほしかったかも。3期があればいいなあ。でも、凪沙が襲名しちゃったし厳しいか?

この作品は、渚とチェリーというAKBにとっては特別な意味を持つっぽい歌のタイトルから名前をつけられた凪沙と智恵理という二人が主人公だった。で、凪沙は洗脳されたアキバスターの住民とAKB0048との心を繋ぐ架け橋となり、襲名キララを介せずに皆から14代目前田敦子と認められ、その後AKB0048と住民が一体となったライブの力で智恵理がセンターノヴァとして覚醒して、戦わずに歌の力でDES軍を撤退させる。
てか、智恵理が半端なかった。正直、歌いながら銃火器弾いて近づくシーンは軽くホラーだが気にしない。誰かが『最後の智恵理分身の術はマクロスの愛覚えてますか?のラストの特攻が元ネタだな。監督は長年「最後の最後で結局武力で片付けちゃった、これが不満」と言ってたけど、このネタをリアレンジして歌で兵隊を屈服させたのが今回ってことなんだろうな 』と書いていたが、まさにその通りな気がした。

個別のシーンでは、やはり友歌が自分をかばった幼馴染とキスしようとして、寸前で思いとどまって涙を流すところが切なさが出ていてよかったな。作画も力入っていたし。あとは、優子がたびたび撮っていた写真をきちんと活用したのはうまいと思った。
あとは、no nameが鍵というのは、てっきりno nameという名で歌を歌っている77期生メンバーのことだと思っていたが、それがミスリードで、ある意味よりテンプレ的な名も無き世界の人々いう意味でのno nameだったとは。これはやられたなあ。

とにもかくにも、今期の中でも屈指の面白さだった。