勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 9話

とにもかくにもフィノが可愛かった。正直言って、前回みたいな話を続けて、最終話これでよかったんじゃないかなと思った。無理にシリアス入れなくていいからさ。なんてーか、アニメ制作者って、シリアスじゃないと話が終わらない、まとまらない、って強迫観念にとらわれているのではなかろうか。
それはそれとして、ラウル17歳、フィノ15歳という話を聞いてビックリした。フィノが年齢の割に幼すぎるのはまあいいとして、ラウルは少なくとも22歳以上だろと思ってた。
フィノの話していた金の循環は、うまく回ればその通りなんだよなあ。ただ、現実は将来のことを考えるあまりに皆が財布のひもを固くして、そこから発するデフレスパイラルから抜け出せないという。アベノミクスで物価を少しずつ上昇させるとしても、賃金が上がるとはとても思えない。ボーナスなどの一時金でごまかすぐらいで、その場合は正社員のみだからなあ。ベースアップをきちんとできるような会社なら、そもそもデフレ時でも問題なかった企業がほとんどなわけで。