蒼き鋼のアルペジオ 10話

いやあ、最終決戦への溜め回だろうと思っていたら、これまた色々なことが起こったすごい回だった。一つ一つの展開は別に真新しくはないんだけど、この話数の中でうまく描写しているおかげで陳腐にならずに、しっかりとした物語になっているのは脱帽。まあ、欲を言えば、もう少し蒼き鋼としてタカオがグンゾウの指揮下で行動していて、ぼんやりとした艦長というものへの憧れがしっかりと現実の憧れになっていれば今回の自己犠牲により説得力があったんだけど。いや、乙女プラグイン的に、わずかな時間でもこれだけのことができるという意味でメンタルモデルの最終地点の一つとして完成したと言えるのかもしれない。
……まあ、さすがにコアは残っているだろうし、キリクマみたいな形で次回登場しているとは思うが。てか、タカオは401よりかなり大きいし、401を再生させてもメンタルモデルを残すぐらいの余裕はあると思うんだけど、まあツッコむのは野暮か。なんか武装が増えているっぽいし、ヒュウガの超重砲とタカオの超重砲が合わさって何かできるかも。
そして、コンゴウさんのLPが0に。最後の心のよりどころだったマヤが……。アドミラルティ・コードに忠実であるが故にマヤもコンゴウを見捨てる、という展開よりも残酷な展開だったなあ。はたしてコンゴウさんは立ち直れるだろうか。