ソードアート・オンラインII 22話

原作読んだときは「ふーん」って感じだった。こういうので泣きを取る話が嫌いってのが原因。でも、アニメとして映像で見ると結構くるものがあったな。映像と音楽のパワーを感じた。そもそも、そのひねくれた感想も、色々な作品を見て食傷気味になっているからであって、この作品の読者対象である中高生にとっては、こういうベタな話は大事だと思う。
まあ、この話ってユウキにまつわるあれこれはどうでもよくて、本命はフルダイブという技術を医療技術、そしてアリシゼーション編以降だとさらに別の分野へ転用しようとする動きをしっかりと描写したことにあると思う。この作品は正しくSFだと思うんだよね。もちろん、こういう設定は他の小説や映画とかにも散見されていて独自性のあるものではなく、独自性はせいぜいVRMMOという言葉を創造したことだと思うけど、ラノベという媒体で一つの世界観を構築していることはさすがだと思うし、売れるのもよく分かる。
アリシゼーション編は途中までしか読んでないけど、やっぱ最終的には人格の保存や、それによる擬似的な不老不死とかに繋がるのだろうか。