劇場版ガールズ&パンツァー

ドゥーチェ! ドゥーチェ!

ちょっと前に、立川の極上爆音上映で見てきた。
うん、ものすごく面白かった。PVすら見てない前情報ゼロの状態だったんで、映画館のポスターで戦争被害者みたいな感じで一人映っている西住殿を見て「ついに戦争が始まるのか……いや、それはないな」と思ったり。
とにかく、いきなり戦闘から始まって、その音にびっくり。マジで腹に響くというか揺れてるよ、みたいな。とにかく砲撃音と駆動音の迫力がすごかったな。
エキシビジョン戦と大学選抜戦の二つがあって、その多くが贅沢に試合に割かれていて見応えがあったな。本編の大学選抜戦はお約束のかつての敵が味方になって集合で、それぞれ見せ場があったのがよかった。特にドゥーチェはおいしい役どころだったな。カチューシャは若干割りを食ってた感。
本当に終始固唾を呑んで見ているしかできなかった。大満足だったよ。今年見た映画でジュラシック・ワールドがもう一度見たいと思わせるデキだったけど、それ以上だった。
買うつもりのなかったパンフレットを購入したし、円盤が出たら買うつもり。正直、劇場版を出すのはタイミング的に遅すぎではと思っていたが、このクオリティーなら許せる。

ただ、細かい欠点もあると言えばある。
キャラクターがものすごく多いから、一人ひとりの見せ場が少ないというのはあったけど。あんこうチームですら、空気が多かったし。麻子は風紀委員がらみで結構目立ってたけど、沙織、華、秋山殿すら空気だったなあ。
継続学園については説明が足りていなかったかなー。一応4話のトーナメント表とかで一番右に名前は出ていたのね。僕は終始「誰?」だったよ。フィンランドということでスナフキンが隊長で、楽器を引きながらのBGM融合が実によかった。
あと、こっち側のキャラクターが多すぎなせいで、相手側のキャラクターが薄かった。これはもう仕方ないか。隊長と中ボス三人だけど、中ボス三人はほとんど記憶に残ってないよ。そして、相手モブの繋がりがいまいち見えてこないので(大学連合みたいな感じ?)、モブが映ってもなんかAIと戦っているような感じで。敵隊長車の操縦手は麻子並にすごかったけど、ヘタしたら顔すら映っていないかも。

どうでもいいけど、立川シネマシティはパンフの購入場所が分かりづらい。ポップコーンとか売っている所で買うのね。