無彩限のファントム・ワールド 4話

うーん、まあいわゆるイイハナシダナー的話だとは分かるし、それなりにまとまっていたとは思うけど、いかんせん退屈だった。まあ、単に僕がこのテの感動っぽい話に飽きているってのが大きな要因だけど。ただ、こういう話を書くならもっと玲奈のことをきちんと描写してからにすべきだとは思う。4話でやるような話じゃないよなあ。
そして、ファントムの被害が実際に起きている世界でファントム=いかがわしいと随分のんきな考えを持っている両親をどうやって説得したのか、最後の肝心なところがカットされたから消化不良感ばかり残ってしまった。
まあ、最後のシーンを見る限り、両親の姿は遠景でしか見えなかったけどそれほど理不尽に厳しいって感じではなさそうだったんだよな。話し合えば部活のことをあっさり許してくれたし単に過保護なだけって線のほうが強そう。最後の砕けた石も、あの小ささを考えると玲奈が考えていたような大きな障害ではなかったってことだろうし。ただ、ハルヒコが送ったシーンとかの口調の強さがちょっと気になる。あの口調の強ささえなければもう少しすんなり納得できたのに。
あと、個人的に一番不満なのは、知識自慢のハルヒコが「異界の食事を食べてはいけない」という基本中の基本を失念していたこと。これは言い訳きかないレベルでやらかしたって感じ。
次回はようやく小糸回みたいだから期待。しかし、能力が使えなくなるって、前回はノイズキャンセラーでいまいちだったし、もう少しハルヒコたちの前でまともに活躍させる回があってもよかったのでは。いや、一応ノイズキャンセラーのときは、それが効果ないときはあっという間に倒しているのを見せ付けていたからいいのか。