コンクリート・レボルティオ 24話(最終話)

最終回だけあって、作画がよく戦闘シーンもよく動いていて見ごたえがあったな。ストーリー自体は駆け足気味だったのが残念だが。里見についてもう少し伏線を張っておいた方がよかった気がする。正体にびっくりしたが唐突すぎた感が。てか、ジローの対みたいな存在なら、やはりもうちょっと描写をしておいた方がよかったような。正直、里見があそこまで超人を否定する動機が分からない。うーん、どうにも神化の世界ではなく昭和の世界を知っているような感じではあるんだよな。たぶん、自身が強力なエネルギー体で異世界への扉になりうるからか。で、昭和の世界の方が理想的で、だからこそ超人がいる神化の世界を嫌がったのだろうか。
超人や妖怪の一部は異世界へと行ったけど、残ったのも意外に多いようで、人々から忘れられてもサブカルチャー的なもので息づいていたし、フウロウタを見える人間はまだいること、なんか宇宙人が攻めてくるっぽいことを考えるとまた超人も復活するってことか。というか、現実世界で一時期特撮や魔女っ子ものなどがTVなどでやらなくなっていた空白期間の演出っぽい? そうなると、今にいたるまでそうしたサブカルチャーが復古しているのを考えると、超人たちもまた復活するのかな。
爆死と言われたこのアニメだけど、僕的には楽しめた。てか、実際面白いと思うんだよな。製作者の趣味がかなり色濃くてともすればひとりよがりでもあるけれど、色々と考えることができるアニメだった。もうちょっと最初の方の見せ方が違えば……。数年経ったらもう一度見返したくなる、そんなアニメ。
あと、OPが1クール目、2クール目ともに非常によかった。特に1クール目の「カタラレズトモ」は名曲。