ゲゲゲの鬼太郎 13話

今回は鬼太郎とねずみ男の関係性、ねずみ男の価値観などを織り交ぜながら、人間の強欲さをダークに描写するあたりかなり攻めていて満足。人間をダイヤにする輪入道ねずみ男がそれを利用して一儲けまではテンプレだけど、こんなんじゃダイヤの相場が大混乱ではと思っていたらまさかのシンジケート登場→ダイヤ鉱山で働かせている後進国の貧しい人々をダイヤに変えて自分たちで管理とかいう容赦のない流れにびっくりだよ。輪→タイヤ→ダイヤというしょうもないダジャレからつけられたであろう能力がこんなことになるとは。
結果的に全員生き返ったけどねずみ男が殺人をしていたのは事実。とはいえあくまでターゲットは欲深い人間のみ。自分と似たような境遇の貧しい人々を犠牲にすることには良心の呵責を覚えるあたりねずみらしいというか。まあ原作のねずみはもっとシニカルでああなった時点でうまいこと逃げていただろうなあという気はするが。
そして予告のまなのすごい顔にすべて上書きされてしまった。