荒野のコトブキ飛行隊 1・2話

空のガルパン……かと思ったけど地味でどうにも話に引きこまれない。ガルパンは舞台が現代風近未来日本で分かりやすいっていう強みはあったけどさ。
やっぱCGがよくないのかなあ。手書きのモブの方があからさまに可愛いのは印象悪い。CGと手書きの使い分けがねえ。戦闘シーンだけCGなら分かるんだけど日常でも主人公たちと一部キャラだけCGだから浮いてしまう。
あと空戦が非常に地味。世界設定がよく分からないけど機銃のみでミサイルがないから絵的にものすごく地味になってしまう。1話の発艦シークエンス、それ以上にSEにものすごく力を入れているのは素人でも分かるけど、素人だから正直「すごいなー」ぐらいしか伝わってこない。ミリオタだったら何か響くものがあるかもしれないが。
それを考えると、戦車道は素人でも戦車にハマってしまう魅力があったからガルパンはやっぱ凄かったという再認識。
CG以外でもキャラに魅力が感じられないのもつらい。主役クラスの6人のうちまだ2人しか顔と名前が一致しない。そして、自主的に覚えようという気持ちが起こらないんだよなあ。ガルパンは戦闘中にかなり喋ってたけど、たぶんこの作品は戦闘のリアルさを追及する方向で戦闘中は会話がほとんどないから間が空きすぎる感がある。効果音を邪魔しないようにって配慮もあるだろうけど。
なんていうか世界設定やキャラ設定がすべて分かっている人が自分のその知識前提で話を作っている感じがあって見ていてもストーリーが脳を上滑りしていくというか。
いや本当に面白さがここまで違うと……うーん……。たびたびガルパンで比較して申し訳ないけど、あれは1話の冒頭から「ん……これは!」って感じで引かれるものがあったけどそういうのがまったくないのがなんとも。