ガン×ソード 最終回

まず一言。最終回はかくあるべきと言えるような盛り上がる最終回だった。
ヴァンの吼えながらの憎しみに身をまかせた攻撃は、泥臭いけどこれまでずっと鉤爪を追い続けてきた積み重ねがあるからかっこよくすら思える。愛する人の面影からの復活→テーマソングをBGMに立ち上がり断空光牙剣の流れは凄まじくかっこいい。鉤爪は鉤爪で、計画が潰えても狂気はなお健在でヴァンに色々と語る姿は彼のアイデンティティの矜持を守ったというか。そういやヴァンの台詞で承太郎を思い出したのは僕だけだろうか。「てめーは俺を怒らせた」
ウェンディの一発の弾丸、きちんと出番はあったもののあんまり印象的じゃなかったのが残念かな。それにしても、ファサリナとミハエルがあっさりと。ただ、岩が落ちてくるまでの数秒はカルメンしか映っていなかったから、早々にその場を撤退したとも考えられる。ぶっちゃけ、視聴者に解釈を委ねるってやつですな。それにしても、カイジの登場にビビったよ。相変わらずナルシティックな喋り方だ。
しかし、プリシラが可愛すぎた。一枚滅茶苦茶気合入ったシーンがあったり。まだヴァンをあきらめていないようだし、ウェンディーに分はあるものの二次創作で色々なものを作れそうだ。とりあえずプリシラ最高ということで。
で、今までの予告はこの取材シーンだったのね。ヴァンが世界を救った英雄という認識が人々にはあるということでいいのかな? まあ、何はなくともカメオでけー! パーマンを待つパー子のようにかなり歳をとっているのではと危惧したが、ウェンディーを見る限り3,4年後といったところかな。とにかく、最後付近の盛り上がりが非常によく、きちんとまとめあげられた名作となったと思う。