http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060405k0000m040019000c.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/archive/news/2006/04/05/20060405ddm002040032000c.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/tatenarabi/news/20060403k0000m040022000c.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/tatenarabi/news/20060228ddm002040032000c.html
やっぱこういう記事を読むと、どんな理屈や経済理論や政治理論や何やらも頭でっかちな机の上だけの論理に見える。現実にこうしたことがまかり通っている厳然たる事実の前には、どんな頭のいい人たちが語る未来像も空虚でしかない。ただ人として、普通に生きたい一庶民として、普通に考えると、どう考えても今の日本社会はおかしいとしか思えないわけです。
実際に地に足つけて働くと、学生時代では見えてこなかったことが本当に身にしみて感じるようになった。自分の業界だけではなく、付き合いのある他の業界の様子を見ても、もう一杯一杯だよ。
やはり、フリーター・ニート論が、マスコミも政府もおかしい方向に誘導しているのが致命的。例の「働いたら負け」なんてニートは少ない。そういう層はバブルの時代にも一定数いたし、その和は現在もほとんど変化ない。ただ、若年失業者・無業者が増えただけにすぎない。なぜか定義に年齢制限があるから、今後はフリーター・ニートの数は統計上では減っていくだろう。そうして政府は雇用政策がうまく回っていると詭弁を言うだろう。しかし、その裏で統計からはじかれた失業者・無業者の数は確実に増えていく。
マスコミが最近煽っている格差社会論も、論調がおかしいわけで。格差があってはならないなんて主張する人間は少ないよ。そんなお花畑。格差はあって当然。しかし、下が食うのに困るまでになってしまっては社会不安が増大するだけ。現在の新自由主義を今後も貫くのなら、せめてセーフティーネットだけはしっかりしてほしい。