ひぐらしのなく頃に

3話は録画していない。というわけで、3話を知らない状態で4話を見る。なんかいきなりテンパった状況からスタートしていてビビった。
とりあえずだ。3人とも死んで終わりってそんな! なんか次回新しい章みたいだけど、この3人の結末はすでに確定事項なのだろうか。新規キャラでスタートするのか、それとも、今回のはBAD ENDで、1周目はこれだけど、一度クリアしたら新たなルートがというパターンだろうか。そこらへんが分からない。
それはそれとして、全体的にいわゆるサイコホラーものだなーという印象。萌えキャラでやるというのが真新しいだけで、ストーリー自体はハリウッド映画で似たようなものが腐るほどあるような。いわゆる超常的な存在が実在しては推理ものとしては邪道なのでその可能性をのぞくとすると、やはり閉じた環境での宗教的なものとしか。昔からの風習とか。村での共有の秘密でもいいけど、それは突き詰めれば宗教じみるから。集団ヒステリーでもいい。あとは、確実に未知の薬物というのは絡んでくるんだろうなー。その薬物次第では陳腐になりかねないのが危険かな。絶対に検出されず、注入した相手の精神を徐々に破壊して恐ろしい幻覚を見させる、その幻覚は心の中の不安を増大させたもの(事前に鬼隠しの話をあれだけ知っていれば、それに対する不安・恐怖は確実に心の中に出てくるわけで)、とかいう都合のいい薬物だったら興ざめになってしまう。
で、結局誰が犯人とか置いておいて、なぜレナや魅音が狂気じみたのか。もともと気が触れていたのか、薬物の影響か。推理の骨子と、二人の狂気は別物なわけで、二人の狂気ばかりがクローズアップされるけど(まあ、4話は二人のアレっぷりが楽しめたけど。演出自体はありがちだけど、萌えキャラでやってくれるというだけで十分さー)、推理というか真相そのものは存外単純なものではないだろうかという思いがする。で、二人の狂気の反響が、その狂気とは関係ない真相にまで期待を高めさせているというのがこの作品の不幸ではないだろうかと勝手なことを言ってみたり。
まあ、二人の狂気に意味があるのかもしれないけど。狂気の神というのが実際にいて、超常的なストーリーになるのなら。それだと納得いかないだろうなー。あとは、ありがちということで、狂気そのものがオヤシロ様で、狂気になった時点で理性ある人間ではないから、オヤシロ様のたたりという結論になる可能性もあるにはあるか。狂気の人間ほど強いものはある意味ないし。理屈が通じないし、訴えたところで精神をわずらっているなら罪に問われないし(病院に入院させられるだろうけど)。
あとは、追い詰められてどんどん壊れていく圭一。その過程こそ、またオヤシロ様のたたりということになるのかもしれないが。レナと魅音は、本当はよかれと思って過去の事件のことにまったく触れなかったのかもしれない。善意だと仮にしよう。でも、圭一は一つの疑問からどんどん不信感を増大させていく。それを見た二人は、せっかくよかれと思って隠していたのに……という思いが。ちょっとしたすれ違いから全てが壊れていく怖さ・脆さそのものこそオヤシロ様のたたり、いや、もはや何でもありですな。まあ、サイコホラーものといったらここらへんが定番かなと。
で、ですね。なんかドラマCDやら漫画やら色々あって、元々の原作はどれなのか。タイトルとか値段とか分かれば買うんだけど。いや、買おうとしたけど色々あってわけわかめで断念したのですよ。