請負法制「無理ありすぎる」 御手洗氏、経財会議で発言

http://www.asahi.com/business/update/1018/145.html
どの口がほざくか、という感じだ。請負労働者に指揮命令できないのは、本来は請負労働者は高い技術力を持っているフリーの仕事請負人なわけだ。プロの仕事請負人は指揮命令を受けることなく自分の責任で仕事をするかわりに、その企業の保護も受けないとなる。偽装請負の問題は、熟練していない安い労働者を集めて、自分たちは責任を負わず、そのくせ指揮命令をするといういいとこどりをしたいだけのもの。そんなことは倫理的に許されないから法律で認められていないわけだ。最初から正社員、ないしは派遣で雇って自分たちで責任を負えと。
でも、今の企業がやりたい放題の状況。年間20億円も経団連自民党献金している状況では、これが通りかねないのが怖い。
サービス残業は違法→最近取り締まりが厳しくなってきた→よし、ホワイトカラー・エグゼンプションを導入して残業代0を法的に認めさせよう。
偽装請負が槍玉に→よし、なら偽装請負を法律で認めさせよう。
みたいな、子供みたいな自分勝手な理屈で動いている。正直ね、こういう問題はまだ社会に出ていない人(このブログを見ている人の中にも多いだろう)にはいまいちピンとこないかもしれない。僕とか浅はかだったから、大学生時代は自民党が正しいと思っていたし、こういった労働問題のことを変に取り上げる人は真っ赤な危ない人だと思ってた。でも、社会に一度出ると考え方ががらっと変わる。あまりにひどい状況が周囲にたくさんあるんだ。人間として、普通に考えて信じられないような出来事がたくさんある。もう、今の自民党に日本を任せられない。これは本当に強く思う。人がリアルで壊れていくんだよ。そして、こういう問題は全国民の問題であることは間違いない。