コードギアス 反逆のルルーシュ 第11話『ナリタ 攻防戦』

やばい、面白すぎる。前半は藤堂が駆けつけたことで双方展開が予想しづらくなる状況に。ルルーシュは藤堂を利用して(藤堂もルルーシュを利用して)コーネリアを追い詰めることに成功するが、空気を読まないランスロット登場。こいつが飛び抜けて強すぎて面白くなくなるんだよなー、とか思っていたら紅蓮弐式がすげえ善戦。スザクが相手を意識せずともなめていたせいもあるけど、輻射波動が想像以上に強い。てか、カレンも操縦能力凄いんだな。ランスロットVS紅蓮弐式は動きまくりで燃えた。それはそれとして、我らが白鳥哲ことロイドのスザクへの戒め台詞、わりと本気で心配しているというか、親切心からの忠告かもしれん。ある意味、ルルーシュやC.C.に負けず劣らずのツンデレだと思う。
ツンデレといえば、C.C.が一気に脆さを見せて驚いた。ルルーシュツンデレぶりを発揮。一度しか言わないありがとうなんて、どこのラブコメの世界ですか。その後のC.C.の返しは、ネギまサウザンドマスターの幻影に心をこめて頭をなでろと言ったエヴァを思い出した。しかしルルーシュ、血液サンプルを捨てたり、自宅に住まわせているC.C.の姿をカレンに晒すという今までからは考えられない行動が目を引く。特に後者。どんなことからゼロの正体が割れるか分からないのに自由気ままなC.C.をカレンだけとはいえゼロのときに一緒にいるところを見られては困ると思うが。これは、カレンが来るからお前は引っ込んでろということが心情的に言えなくなってしまったということだろう。言葉にした通り大事な仲間ということだろう。ルルーシュが致命的な判断ミスをするのはナナリーがらみのときだと思っていたけど、場合によってはC.C.がらみの可能性もあるな。
C.C.の名前を水音でいちいち消すのはちょっとムカついた。でも、こういう演出をしたとき、その名前が判明したときに視聴者を驚かせるものでなくてはならない。そういうプレッシャーを受けることになるんだよね。彼女の本名自体に何か意味がなければならない。ルルーシュが驚いていたのが気になる。単純に白雪とかそんな感じの名前と思ったけど、そうでない可能性も。
先週予告を見たときスザクにもギアスの力が与えられると思っていたら精神攻撃か。えげつないな、C.C.。なんか父親を殺している可能性があるな。父は徹底抗戦をしようとしたが、それでは日本国民がもっと死ぬ。場合によってはルルーシュやナナリーも死ぬかもしれない。もしかしたら、父が効果がないと感じつつもルルーシュとナナリーを人質として使おうとしたかもしれない。なんかそんな気がしてきた。ルルーシュが最終的に目指す父殺し。それをすでに通ったスザクという構図になるかもしれない。
オレンジさんは、なんかC.C.を研究していた機関と思われるものに拾われたっぽいし、今後は強化人間として活躍してくれるでしょう。強化しすぎたか、みたいな。
今回の最大の萌えどころは、行方不明のゼロから連絡があって急いで現場に駆けつけたカレン。そこにいたのはゼロの傍にいる見知らぬ女。その後二人が自分たちの世界に入っているのを見て嫉妬しているカレンが萌えです。三角関係になったりして。水音は心の揺れを暗示していると思うが、最後に水音が二つだったのはカレンのそれが加わったことだろう。個人的に期待するのは、黒の騎士団のところに空気を読まずC.C.がふらふらと出入りするようになって、カレンに対して自分はゼロの素顔を知っているとか言ったら非常に面白くなりそうなのだが。