「ネットカフェ難民」広がる 7割の店に「長期・常連」

http://www.asahi.com/life/update/0427/TKY200704270379.html
最近話題になっているネットカフェ難民。今回の調査で大きな意味を持つのは、もちろん規模はまだ小さいとはいえ調査をしたこともあるが、今までのネットカフェ難民の紹介は日雇い労働でしのぐ若者だけだった。しかし、DVから逃げている女性や、長時間労働で家に帰る余裕がないという例が紹介されたのは意義深い。僕は後者が数回あったりする。職場が家から遠いので、家に帰ったら3時間しか寝られないという状況になったら、ネットカフェで泊まることを視野に入れる。職場に泊まることもあるけど。
とにかく、日本の労働法の有名無実ぶりは異常。厳しく取り締まらないから、経営者は平気で法を犯す。その方が得だから。仮に取り締まってもその処分があまりに軽いのも問題。何度も言うけれど、これら労働法の問題に関しては全国民の問題。今はよくても、いつリストラに合うか分からない。日本は新卒信仰が強いので、一度レールから外れると復帰がほぼできなくなる。もちろんかなりのスキルを持っていれば復帰はたやすいが、それを「スキルを磨いていないのが悪い。自己責任」と言うのはおかしい。大多数の普通の人間が路頭に迷いかねない状況になることがおかしいと思うのが普通の感性。今は、普通に生きることがあまりにも困難な時代になっている。格差問題なんて甘っちょろいものではない。生死の問題なわけで。本当に、このことを深く考えないとやばいよ。