ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編

始めた。
最初の鷹野視点、皆殺し編で一気に悪役のボスになった彼女だけど、彼女が突き進む理由が提示されることで事情が複雑に。あれだ、サスペンスドラマとかの最後の方で、殺人犯が動機を涙ながらに語るみたいなそんな雰囲気を少し感じた。単純に絶対悪ではなくて、許されざる悪でも彼女には彼女の信念があるってことが出てきた。となると、場合によっては最良のEDというのは、全員が生存して、なおかつ鷹野の望みである祖父の尊厳の回復が果たされるってとこまでいくのかな。
カケラ紡ぎとかにビビった。いきなりゲーム性みたいなのを持ち出されても。ゲーム性とはいっても、エロゲの中でも抜きゲレベルだけどさ。とはいっても、まさか「このカケラはまだ紡げません」という表示が出たらそのカケラが壊れるとは思ってもいなかった。なんかガラスが割れたみたいな絵になるけど、それは別のカケラを進行させたことの影響とばかり。何も考えずにやっていたら、進行することが不可能になった(見ていないカケラのどれをクリックしても紡げないとしか表示されない)ので最初からやり直した。失敗したら紡げなくなるとかそういう注意を最初に言ってほしかった。
とりあえず、最初はどのカケラも文章長かったらどうしようとおっかなびっくりだったが、かなり短くてホッとした。たぶん最後の方のカケラは長いと思うが。とにもかくにも、各人の立場とか動機とかが明らかになるのは楽しい。もちろん寄生虫や羽生がらみは、当初煽っていた正解率1%のノリとは明らかに違うからだまされたと感じたり怒る人も多いと思う。でもまあ、そこはあきらめた。普通に小説として読むぶんには十分面白いわけだし。個人的には部活シーンが冗長すぎて嫌だったり、圭一がいちいち大げさだったりくどかったりでムカつくことは多々あったけど、それはあきらめる。とにかく、クリアしたらもう一度鬼隠し編から始めたいと思える。各人の立場や動機とか、最初からすでに決まっていたことで、全部計算して書かれていたのか確認したいし。
そういえばPS2ひぐらしってなんか色々ミスとかあったらしくて、完全版が出るんだっけ? 場合によってはそれを買うのも一つの手段なのかな? かな?