逆境無頼カイジ 8話

荻原の演技が神がかっていた。気合入りまくり。限定ジャンケンの最後にふさわしい盛り上がりぶりだった。いや、盛り上がりってのも変だが。そういや、岡林をボコボコにするシーンが、あまりにボコボコにしすぎで笑ってしまった。カイジつえー。そのぶん、安藤に対しては2発だけだから物足りない気がしないでもない。
でも、安藤氏ねとは簡単に言えるけど、正直自分が安藤の立場だったら同じことをやらないかとなると自信がない。まあ、さすがに安藤みたいに自分から切り捨てることはたぶんないというか、あの発想自体気づかない。そういう意味では、あのとき安藤は頭がかなり回転していた。で、もし自分が古畑と同じ立場だったら安藤に迎合していた可能性は高いな。だって、カイジを助けたら300万超の借金。一方でカイジを見捨てたら1000万入手。そしてカイジは二度とシャバに出てこないことを考えると心が動きそうだ。とはいえ、一生罪の意識にさいなまれそうだし微妙か。難しい。
そしてカイジ、金を捨てると宣言していたが、実は借金返済にいくらかあてているんだよね。カイジが戻ってきた時点で1600万円あった。で、星を買うのに800万円を使ったから残り800万円。カイジは本来なら約1400万円の借金を背負うはずだったけど、6295000円の借金ですんだもんな。すんだ、という表現はおかしいが。で、石田を救わなければかろうじてプラスになっていた。やっぱカイジは情に流されて損をするよな。だからこそ魅力的でもあるんだが。
にしても、安藤と古畑の「最後はともかく」という言葉が笑える。どの口でそんなことが言えるのかと。