ストライクウィッチーズ 4〜最終話
いや、面白かった。正直、3話まで見た時点では、作画や動画がいいけれども、あざとい少女の服装とアングルを楽しむアニメといった域をあまり出ないだろうなあと感じていたから。まあ、アングルのあざとさは最後まで健在だったし、登場キャラが多すぎるため、キャラの顔と名前がようやく一致するようになったときにはすでにクライマックスという。ルッキーニなんて、トラブルメイカーと乳好きといった演出がいくつかあったけど、本人自身の内面にまったく切り込まれず残念だ。主人公の行動がさすがに無茶すぎるだろうとか、ウィッチってこいつらしかいないのかよとか、ウィッチの設定が結局アニメでまったく語られていないよ、なぜ獣耳とか出るのか、20歳ぐらいで普通魔法が使えないようになるなんて最終話付近で知って不意打ちだよとか、それだったら芳佳の母や祖母は何だよとか、まあ色々と不満もあるものの、そんなことはどうでもいいぐらいに各話のクオリティーが高かった。で、あまり鬱だったり暗い話を引っ張らないのはとても好感が持てた。もちろん、話数が少ない上にキャラが多いからそういった話で引っ張れないという事情もあっただろうけど、暗さを引きずらないで視聴できるのは個人的にとてもよかったよ。そして、次回作がいくらでも作れそうな感じだな。結局ネウロイの正体や意図はまったくわからなかったし、声だけ出てきた男は芳佳の父っぽいし(生きてたから最後で手紙が届いたんだろうけど)。あの手紙を届けたのは、たぶん小説か漫画の主人公と予想。
しかし、7話は凄かった。この世界観の異常さというか。どう見てもパンツなのに、この世界ではそれがズボンなのでなぜか恥ずかしくないらしい。で、他人がはいていた下着をはくってさすがに抵抗あると思うが、たぶん彼女たちの認識はズボンだからそれもいいのか。バルクホルンがその場で脱いで芳佳に差し出そうとしたのは驚愕だ。まあ、それ以上にズボンが見当たらずに「ま、いいか」と下半身裸で基地内をうろつくハルトマンが驚愕だが。
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