コードギアス 反逆のルルーシュR2 最終話

まあ、こういう展開にもっていかざるをえないか。ルルーシュとナナリーはやっぱり兄妹だね。ナナリーがダモクレスに憎しみを集めると言ったときにルルーシュがハッとした表情になったのは自分と同じ考えだったからか。で、ナナリーにギアスを使うまいと考えていたのをやめて、ナナリーの憎しみをも自分にか。なんていうか、ルルーシュのある意味最大の願いを叶えるためには自分が死ぬしかない。自己犠牲とは言うまい。
とはいえ、視聴者的に納得いかないところがあるのは、ルルーシュがこれだけ結果的に世界がいい方向へ行くために自分の身をも犠牲にして行動したのに、世間では最悪の独裁者ってことで永遠に記録されることになることに尽きるな。ルルーシュの真意が知られたらゼロ・レクイエムが台無しになるから仕方ないとはいえ、やはりどうしても割り切れない。ナナリーと最後に分かりあえたことや、おそらくカレンたち一部の者もルルーシュの真意を知っていることに救いを見出すしかないってのが。話は変わるけど、RPGとかでよくある歴史の裏で真に世界を救った主人公というのも、名誉とかまったく気にしないという設定とはいえ、割り切れないものがあったり。そこのところを突き詰めると、プレイヤーの現実と理想の自分に対する乖離とか評価とか充足欲とか痛いところに手をつけざるをえないのでこれ以上話を発展させるのはやめよう。
最後の顔が見えない馬車の御者がいかにもですな。どうとでも解釈できるようにしているから、いくら論議しても無駄か。後付でどうこうでも設定とか付け加えられるだろうし、水掛け論になってしまう。僕は自分に都合のいい解釈として、何らかの手段でルルーシュは生きていて、農村でC.C.と隠遁生活をしているってことに。咲世子さんが出ていなかったのも、ルルーシュたちに仕えているとか。ジェレミアとアーニャのオレンジ畑に実はルルたちもいるとかいう展開だって妄想可能と言うか、そういう同人がでてきそうだ。
しかし、一番印象に残ったのが、アーニャのパイロットスーツというのは我ながらどうかと思う。次点がナナリーの拘束衣装でひとつ。ジェレミアの特攻は、ダンバイン最終話のショウ・ザマを思い出す。ダンバインよろしく、あのままアーニャと刺し違えるかと思ったよ。