トイレ占拠、困ります! 今や「おしゃれ空間」…長時間読書も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090322-00000501-san-soci
うん、確かに最近外出時におけるトイレ環境はかなり向上したよね。ひと昔前は、よほど切羽詰った事態に陥らない限りは外でトイレを使いたくなかった。男だから「暗い」「怖い」は当てはまらないけど、とにかく「臭い」「汚い」がひどかった。
やっぱね、トイレってのは人が普通に生活していて必ず使う場所なわけで、それだけにトイレの快適度ってのは非常に重要。だから、トイレが汚い店には二度と行きたくないし、トイレが綺麗な店は安心感があるから次も行こうと思う。もちろん、外出時にいつもいつもトイレを使うわけではないから、集客効果としてはそれほど大きくないと思うけれども、一定数、トイレによってリピーターになったり二度と来なくなるということは確実にあるはず。
記事中には「同社では「トイレは落ち着いて利用できる個室という認識があるのでは。メールのできる場所を求めてトイレに流れ着くさまは、さながら“トイレ難民”」と分析する。」とある。流行だからって「難民」って言葉をくっつければいいものじゃないだろうと思うが。
落ち着いて利用できる個室という表現もいいけど、「無料で利用できる他人の目を気にすることのない空間」という表現の方がより適切だと思う。一度外出すると、完全に他人の目に触れることのない空間というのは非常に少ない。それこそ個室しかない。とはいえ、漫画喫茶などの個室は、個室といっても仕切りは結構アバウトだから完全に個室とは言えないような店が多いし、もちろん金がかかる。当然ビジネスホテルやカプセルホテルなども同様に金がかかる。それに対して、トイレの個室は無料かつ、盗撮カメラなどがない限りは完全に他人の目から自由になる。で、記事中にあるトイレの写真はかなりゴージャス。ここまでとはいかないまでも、デパートや量販店のトイレはこのご時世ではまず間違いなく綺麗になっている。
人によると思うけど、やっぱりリラックスするためには他人の目があると僕は嫌だ。また、人間にはプライバシーが確保できる空間が必須だと思うんだよね。たとえば震災などで避難所生活になると、プライバシーが守られないことによる精神的ストレスはかなりのものだろうし。
とはいえ、この記事の中にある使用例は極端だけどね。パソコンって発想はなかった。パソコンにしろ携帯充電にしろ、そりゃ電気泥棒だろという感じだし。てか、数時間も外のトイレに引きこもるぐらいなら家に帰れよと思ったり。まあ、そうできない事情があるんだろうけど。