介護を安易に雇用の調整弁にするな

久しぶりに真面目な話を少し。
自民党の時代も、そして今の長妻厚生労働大臣のときも、人手不足だからという理由だけで介護に失業者を回そうとしているのは大問題だと思う。
介護職の母が言うには、とにかく人を選ぶ職。仕事の内容に比べて給料が著しく低いし、他人のために何かをすることを厭わず、むしろ幸せと感じる人でないと無理とのこと。普通の人には絶対無理で、ヘタに来られてもすぐにやめるからかえって迷惑になるらしい。介護現場にとって迷惑で、失業者にとってはすぐにやめるような向かない職場ばかり無理やり勧められ、それを断ると怠け者呼ばわり。介護を受ける立場で考えると、介護に向かない人が無理して介護の現場に来ることはいいことでは決してない。三者三者とも不幸になる。長妻大臣は現実を知らない馬鹿だと怒ってた。
ついでに林業とかも話題にのぼるけど、田舎の方では林業やってるんだけどお先真っ暗とか。基本的に農作物とか自分で作っていて食事の大部分を自給できる&家があるからやっていけているけど、仕事自体が本当にないから驚くほど年収が低い。そして事故が多い、本当に多い。
どうにも、政府は現状を本当に理解しているのかと思う。いや、たぶん十分承知はしているだろう。でも、何かせざるをえないからパフォーマンス的にその場しのぎをやっているとしか。