バンクーバー 男子フィギュア

高橋、銅メダルおめでとう。4回転に失敗したとき、正直ダメかもと思ったけどよく立て直したもんだ。芸術点はトップというのが凄いね。確かに後半のステップは凄い。見ていて「おお……」と思ってしまう。何より、楽しそうに演技をしているのがよかった。4回転を回避してパーフェクト演技しても2位には届かなかっただろうから、挑戦して悔いが残らない今回の結果が最善だったと思う。日本男子フィギュア史上初めてのメダルか。これを発奮材料に男子フィギュア界が盛り上がってレベルが上がってほしいところ。
金のライサチェクは、やはりあの手と足の長さが凄い。見ていて惹きつけられた。4回転を回避して無難にまとめた結果の金に異論を唱える向きもあるみたいだけど、やはり迫力はあった。ただ、揶揄のされ方で黒いタラバガニが高速で動いているという表現を見てしまって、どうにもカニの印象が……! なんてこった。
プルシェンコ、なんてーか、正直やる気がまったく感じられなかった。調子が悪かったのかな? もしかしたらライサチェクの演技にプレッシャーを感じていたのかもしれないが。見ていて面白くなかったんだよなー。
織田はなー、ライサチェクの直後というのが運が悪かった。あの演技と会場の盛り上がりの後だと委縮しちゃうよ。滑り出し、表情がかたかったし。会場も何か冷めてたしなー。靴ひもハプニングというとハーディングを思い出してしまってあれなんだが。しかし、靴を履き替えて演技に復帰したのはよかった。会場も暖かかったし。……正直、4回転を回避した時点で、ハプニングなしで演技を終えていたよりも色々な意味でよかった気がする。本人にとっては悔しいことだっただろうが。でも、オリンピック初挑戦で7位入賞は十分凄いと思う。まだ22歳だし、