アイドルマスター 最終話

うん、綺麗にまとまった。実に最終回らしい最終回だったな。12話か13話のライブから、箱がでかくなり、竜宮小町以外のメンバーのプレゼントの量がしょぼかったのに対して全員分のプレゼント箱がありしかも溢れている、などなどの対比もいい演出だった。765プロの成長ぶりがよく分かる。

まあ、若干尺が足りない感じもあったけれど。竜宮小町+律子だけのライブシーンをちょっとでも挿入してほしかったかも。あとは春香が財布をプレゼントするシーンもほしかったなあ。不満はそのぐらいかな。
それにしても、Pのベッドの横でリンゴを剥いている小鳥さんが恋人にしか見えない雰囲気だった。あと、花見のシーンで平然と社長に写真撮影を頼むPに若干違和感。Pなら社長も含めて写真を撮るために周囲の人に頼むと思うんだよなあ。

この、アイマス2アニメは発表時期が時期だっただけに非常に不安視されていたし、僕自身も期待していなかった。なお、黒歴史と揶揄されるゼノグラシアはそれなりに楽しめた。
しかし、蓋を開けてみれば、スタッフがアイマスを好きで作っている感があって嬉しかった。想像以上のデキだった。キャラ間で優遇不遇があったけれども、最後まで来週が楽しみでいられた。終わってしまうのは寂しいなあ。

ただ気になるのは、僕はアイマスをゲームでプレイしているなどで、キャラは全員把握していたりアイマスのお約束事も理解していて楽しんでいたけど、まるっきりの新規視聴者にとってはどうだったか。正直、最初の山場の折り返し地点にたどり着くまでに切った人が結構いるんじゃないかなあと。特にキャラの多さはネックだったと思う。

ついでに、このアニメの最大のポイントは、赤羽根Pという存在を受け入れられる存在として描いたことかも。これまではPの描写って色々微妙だったりしたが、赤羽根Pという公式P(唯一の公式Pってのは問題だから、公式Pの一人という言い方が角が立たなくていいかな)の誕生で色々やりやすくなったのではないだろうか。