輪るピングドラム 最終話

見終わったときは「え?」って感じだったが、まとめサイトにのってる考察を見て色々と腑に落ちた。

ttp://otanews.livedoor.biz/archives/51847954.html

えらくテーマがストレートだったんだなあ。いや、テーマに関しては分かりやすかったけど、ここまで直球とは思っていなかった。
暗喩を多用したのも、普通に描くと陳腐になるからってのが一番大きな理由なのかもしれないな。陳腐なテーマをエンターテインメントに昇華した作品って印象。
初期から色々伏線を張っていたようで(当然といえば当然だが)、やっぱ凄い作品だったのかなーとか思ったり思わなかったり。
考察とかせずちょっと考えるだけで流してみていたけど楽しめたから、僕にとっては面白い作品だったのかな。毎週楽しみだったし。

ただ、やっぱり色々納得できない部分があるなあ。
晶馬がことあるごとに言ってた「僕らが罰を受けなければいけないんだ」ってやつ。おかしい責任感だし、結局晶馬はこの考えのもとに(苹果を助けたいってのが第一なのは分かるけど)自分が炎に焼かれて消えることになった。
運命の乗り換えでその罪が消去されたことになったとはいえ、冠葉とリンゴをわけあったことで子供になってしまった(たぶん年齢が半分なんだろうなあ)ことによって、あの二人と将来運命の道筋が交差することが難しくなったような気がするし。
なんてーか、晶馬がそもそもの発端である「愛を感じていなかった」ということには、晶馬に責任はないはずなのに、結局それが元になってややこしいことになってしまった。
女神の罰の話を考えると、そうした理不尽も作品のテーマの一つなのかもしれないけど、