テルマエ・ロマエ

テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)

テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)

楽しみにしていた4巻だが、率直な感想を言わせてもらえば「微妙」。
最大の原因は、これまで1〜3話で新たな風呂アイディアを現代日本から持ち帰りローマで斬新な風呂設計とひとつの話が完結していたのに、今回は1巻消費しても話が終わらないことにある。ルシウスと言葉が通じる初めての現代日本人(スペックが高すぎるのがアレだが、まあ漫画だし仕方ない)の登場という、この漫画にとって非常に大きな意味のあるストーリーになるであろうから長引くのは分かるが……、無駄にルシウスとのロマンス要素があるのがなあ。映画を意識しすぎというか、これまでの作風と違っているのがなあ。

まだ今回のストーリーが完結していないから評価を決めることはできないが、次の巻が出るのが相当先であろうと思われるから結構きつい。
ところどころに面白いシーンがあったのは間違いないんだけどね。