TARI TARI 12話

苦難に対し、各人の個性というか長所が出ていてよかった。
女衆に比べると若干出番が少なめの男二人なら、ウィーンは器用だけど、それ以上に努力家というのが作中で何度も出ていたよね。メモをいつでも取るのは努力の一例だし、最初に小さな小道具を作っていた時は夜中に頑張って作っていて、今回も徹夜して作っていたわけで。器用なだけじゃないってのがいい。
対して田中は不器用だけど、不器用なりに体当たりで頑張る姿は好感が持てるし、周囲に助ける人間が出てくるというのも、田中が本気で動いていたからこそ、それに対してアクションを返す人間が出てきたわけで。
問題点としたら、たとえ私立とはいえ、開催に向けて皆が準備を進めている段階にまで達していた文化祭を強制中断するのはさすがにありえないってところか。これはアニメだから仕方ない。現実なら、親の猛反対でにっちもさっちもいかなくなる。それに、廃校問題もすごい揺れるしね。だからこそ、余計なところで波風立てたくないから、文化祭は通常通りさせるってなるだろうな、実際なら。
ただ、廃校問題は現実世界だとわりと洒落にならないんだよね。少子化が進んでいるから。